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「本物のニュースとは」カーク・シトロン

SPEAKER:カーク・シトロン


我々が今接しているニュースの中で、100年後も重要なものはどれ程あるでしょうか?1000個ぐらい?カーク・シトロンの「ロング・ニュース (Long News) 」プロジェクトは、現在重要なだけでなく、何十年も-もしくは何世紀も-響き渡るニュースを集めています。TED2010で、シトロンは我々の将来を形作るかもしれない最近のニュース記事に焦点を当てます。


03:22


日本語字幕
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TED2010

全文
私たちはニュースの海に溺れています ロイターだけで1年に 350万ものニュース記事を配信しています たった1社で、です

そのうちどれ程のニュースが 長期的に見て重要なものでしょう? それが「ロング ニュース」の背景にある考え方です これはケビン ケリーやスチュアート ブランドといった TED仲間が設立した ロング ナウ協会によるプロジェクトです 私たちが探しているのは 50年後、100年後、1万年後でも重要なニュース記事です そのようなフィルターを通して見た時 残るニュースは多くありません

AP通信の昨年のトップ記事を見てみましょう (ハドソン川の奇跡) これは10年後も重要な話でしょうか? (フォートフッド基地乱射事件) これは? (マイケル ジャクソン死去) あるいは これは? (豚インフルエンザ流行) 本当に? (アフガン紛争) 50年後、100年後でも重要でしょうか? (オバマ大統領就任式) まあ、これは、イカしてましたけど (笑) でも昨年の一番のニュースは経済でしょう 私が思うに 遅かれ早かれ 今のこの不況は過去のニュースになるでしょう

ではどんなニュースが 未来に違いをもたらすのか? 例えば科学 いつか 小さなロボットが 血流に乗って体の治療を行うようになるでしょう ネズミでは既に実現されています 最近のニュースですが 本物の蜂の毒で腫瘍を退治する「ナノ蜂」 脳の遺伝子治療 人の体内を動き回れる微小ロボット作成

資源についてはどうでしょう?どうやって90億人の食を支えるのでしょう? 今の60億人分でも大変なのに 昨日の話にあったように10億以上の人々が飢えています 遺伝子組み換え作物がなければイギリスは飢餓に陥るでしょう ビル ゲイツが農業研究に10億ドルを投資したのは幸いでした

世界政治についてはどうでしょう? 中国が主導権を握るようになったら 世界は大きく変わるでしょう 実際そうなるかもしれません 中国はアメリカを抜いて世界最大の自動車市場となり ドイツを抜いて最大の輸出国になりました また 子どもの進路選択に DNA検査を利用し始めています

知識の限界を押し広げる様々な方法が見出されています 最近はこんな発見がありました アルゼンチンから南極を除く全ての大陸に 広がったアリの巨大コロニーの存在 自律的に発見を行う科学者ロボット いずれ科学は人間を必要としなくなるかもしれません 生き物たちも人間を必要としなくなるかもしれません 12万年を経て覚醒した微生物 人類がいてもいなくても 生命は続いていくように思えます

でも昨年で一番のロングニュースを選ぶとしたら 月で水が発見されたことです 月に植民するのがずっと簡単になります NASAがやらなければ中国がするかもしれないし この場にいる誰かが巨額の小切手を切るかもしれません

私が言いたいのは ニュースには長期的に重要なものと そうでないものがあるということです (拍手)